Bangkok -旅行本番編
さて気を取り直していざ出発である。
我が家からchangiまではタクシーで約20分、国土が狭いので大体の場所はタクシー1時間以内で行ける。便利かな便利かな。
さて今回、フライトはTiger Airways、ホテルはAgodaで調達。
Budget Air Terminalへ。
さすがバジェットエア専用、実に簡素な作りで空港のワクワク感はない。
相棒のH氏は美人なのだが、既にお分かりの方も多いだろう、計画性の全くないちょっと変な子である。
2時間のフライト(爆睡)の後、無事Suvarnabhumi Airportに到着。
気候はあまり変わらず、心なしかタイの方が日差しが強いように感じる。
入国審査はめちゃくちゃ混んでいて、
- 近くにいたロシア人集団の若い男女の足が我々のウエストぐらいまであり恐れおののく
- 行列の中でずるして進もうとする某国の女性たちと無言の攻防戦を繰り広げる
- H氏はスペイン語、私は英語で会話してみる(理解し合えない)
ということがあった。
一人旅行の予定だったのでかなり念入りに調べておいたボッタクリタクシー対応法を披露するチャンスはなく、無事ホテルに到着。
ダブルの部屋でS$50。
アクセスがよく清潔で寝るための部屋としては申し分ない。
さて、いざチャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットへ。
BTS(Bangkok Sky Train)にて移動、15分ほどで最寄り駅のMo Chitに到着。
Bangkok -旅行前夜編
週末旅行記第一弾は
Bangkok!!!
タイは以前、バンコク・アユタヤとサムイ島に行ったことがあるのだが、ごはんがおいしくて素敵な笑顔の優しい人が多くて。
というわけで週末旅行第一弾は迷わずバンコクに決定!
お目当てはおいしいご飯(卵包みパッタイ!!!)にマッサージ、象とタイシルクである。
S氏(夫)を誘うも、バンコクは昔行ったしサッカーの試合があるから、とフラれ、一人旅を満喫しよう、となった。
はずだった。
はずだったのだが。
ちょうどその頃、友人の友人H氏がスペインで3ヶ月をすごした後LAを経由してシンガポールにやってきた。
せっかくなのでごはんでも、とシンガポール名物のチキンライスとフィッシュヘッドカレーをつつきながらこれまたせっかくなので、バンコク旅行に誘ってみた。
「シンガポールを基点に東南アジア周遊の予定があるので一緒に行きたいが、その後の予定もあるのでちょっと考える」
とのこと、普通なら好きに判断してもらうところである。
ところがこのH氏、トンデモ女なのである。
そもそも彼女の来星後、我々の初対面は出発の2日前であった。
もうちょっと考える時間はあまりない。
食事をすませ、我が家でワインでも、ということになったので
「この場で予約もできるし、そろそろ決めたほうがいいんじゃないかなー」
とか言ってみる。
「そうだよね、わかってる、どうしよっか。」
あれ?どうしよっか?
この人もしかして試験前に「徹夜する!」とか言って結局寝ちゃって教室についてからあせってブツブツ暗記するものの結局赤点すれすれタイプなのでは、という疑念が浮かぶ。
(ただでさえSF滞在中だった友人T氏に、スペインからLA移動で2回飛行機に乗ることに失敗し3度目の正直でやっとLAにたどりついたというなんともとんでもな話を聞いていたのだ。)
ここは長女魂発動で仕切る。ことにする。
「よし、君にいまある選択肢は三つだ。ひとつは・・・(略)」
紆余曲折(半時間)を経て我が家でチケットをとることになり、いざ。
・・・・・・・・・・・・・・。
最後の最後でカードのなんちゃら番号がわからないと言い出す。
色々試すも結局だめで、ホテルにおいてきた別のカードで試してみる、とホテルに帰っていった。
これは一人旅確定だな、と思いながら眠る。
翌日、ネイルに一緒に行きたいと言うので待ち合わせした。
時間になり、待ち合わせ場所に行く。
・・・来ない。
まあ想定の範囲内だったのでネイルをかえ、サブウェイで夜ごはんを買って帰宅し、パッキングをはじめた。
そろそろ寝ようかなーというときにH氏よりメールが届く。
「すいません寝ちゃいました!いまから行っていいですか?」
実は彼女、3ヵ月分の荷物が入ったスーツケースを一つ、東南アジア周遊中我が家においていくことになっていた。
「はやくね!」
「すぐ行きます!」
待つこと1時間、彼女が荷物を持って現れる。
「遅くにすいません!」
・・・色々違うだろ!
「で、結局チケットとれたの?」
「いやーそれがとれてるかわかんなくて」
ああ、なんだか書くのも面倒になってきた。
とにかくカードの不具合でチケット予約ができていない可能性がある。
親にカードの使用状況確認を頼んでおいたから、と電話をはじめる。
確認したらどうやらチケットが取れていない。
とるならこれからやり直し、我が家でチケットブッキングアゲインである。
彼女には一人で頑張ってもらいつつ私は別の部屋で洗濯物をたたむことにした。
いちいち相手にしてたら身がもちません。
「あれーできないー。なんで?なんでみんな私がカードを使おうとすると邪魔するの?」
という声がした。
おい、カード及びカードにまつわるプロセスに責任も過誤もない。
「なんでー。うーんもういやだー!」
ああ・・・
長女にうまれた自分を恨むよ。
ということでちょっと見せてみろ、と内容を確認する。
見るとカード会社選択タブでV●●Aを選んでいる。
彼女の手の中のカードはM●●●●Rである。
・・・・・・。
こうして彼女がチケット予約に成功したのは飛行機が飛ぶ6時間前であった。
さらに言えば彼女は旅行用の荷物はホテルにおきっぱなしにしていたため、一度ホテルに戻ってチェックアウトしてくるといって去って行った。
翌朝7時のフライトだったので、荷物をとって帰ってきた彼女がやってきて色々支度を終えたときには家をでる1時間半前であった。
どうなることやら、不安である。